5. 設定

5-1. ネットワーク情報の追加

LiveShell 2を初期設定時と異なるネットワークで利用する手順は以下の通りです。

設定方法

  • 1. Dashboardメインパネル右上の [設定] をクリックします。
    ub202_cap_addnetwork01
  • 2. 設定ダイアログが開いたら [ネットワーク追加] のタブをクリックします。
    ubx_cap_setting02
  • 3a. 無線LANのネットワーク名とパスワードを入力します。
    ub200_cap_addnetwork03
  • 3b. 有線LAN(固定IP)の各IPアドレスを入力します。
    ub200_cap_addnetwork04
  • 3c. 有線LAN(DHCP) の場合入力項目はありませんが、固定IPが登録されている場合には消去されます。
    ub200_cap_addnetwork05
  • 3d. USBモデム(3G/LTE) のユーザー名、パスワード、APNを入力します。ub200_cap_addnetwork06
  • 4. 各ネットワークの必要項目の入力が終わったら、[OK] ボタンを押して図のように設定ケーブルを接続し、PCまたはスマホの音量が適切に設定されていることを確認してから、再生ボタンを押します。
    ub202_cap_addnetwork07
  • 本体液晶画面上段に「LIVE」と表示され、登録したネットワーク設定で配信が開始されます。
    home

各種ネットワーク追加の注意事項

無線LANネットワークの追加

  • 無線 LAN のアクセスポイントの情報は最大10件まで本体メモリに記録され、それ以上は古いものから消去されます
  • 最後に設定されたものが一番若い番号 (Wi-Fi No.) になります。複数のアクセスポイントが検出された場合、番号の若いものが優先されます。
  • ステルス設定されたアクセスポイントは検出されませんので、ステルスのアクセスポイントに接続するためには、そのアクセスポイントを最後に設定する必要があります。

有線LANネットワークの追加

  • DHCPで自動的にIPが取得できるネットワークに有線で接続する場合、初期設定が終了していれば、新たに設定は必要ありません(※)。LANケーブルを本体に接続するだけでご利用いただけます。
    ※ 初期設定を固定IPの有線LANで行われた場合には、本体側で有線LANのアドレス種別をDHCPに切り替える必要があります。

USBモデム(3G/LTE) ネットワークの追加

  • USBモデムの利用には、ファームウェアバージョン 3739 以降(Huawei社 E3131s-2は 3776 以降で対応)へのアップデートが必要です。
  • 現在(2016年3月時点)、対応しているUSBモデムは NTTドコモ社より販売されているL-02C、L-03D と Huawei社の E3131s-2 です。
  • USBモデム設定は、言語設定が日本語の場合のみ表示されます(日本国内向けモデム対応のため)。

5-2. Ustreamの設定

LiveShellに設定したUstreamアカウントを変更します

  1. Dashboardメインパネル右上の「設定」をクリックします
  2. 「アカウントを変更する」をクリックします
  3. 新しく使用するUstreamのアカウント名とパスワードを入力し、「番組一覧取得」をクリックします
  4. 配信する番組を選択します
    ※他所から配信中のチャンネルがある場合は、そのチャンネルを選択しないでください、予期せぬ挙動の原因となります
  5. 「決定」をクリックします
  6. 「保存しました」というメッセージが表示されたら、Ustreamアカウントの変更が完了です

5-3. Ustream番組設定

Ustreamアカウントはそのままで、配信する番組(チャンネル)のみ変更します

  1. Dashboardメインパネル右上の「設定」をクリックします
  2. 「番組を変更する」をクリックします
  3. 新しく使用する番組名を選択します
    ※他所から配信中のチャンネルがある場合は、そのチャンネルを選択しないでください、予期せぬ挙動の原因となります
  4. 「決定」をクリックします
  5. 「保存しました」というメッセージが表示されたら、番組の変更が完了です

5-4. ユーザー設定

外部サイト設定

現在ログインしているアカウントと、Facebook 認証あるいはGoogle 認証との連携、解除を行います。
ubx_cap_usersetting01

メールアドレス変更

  1. 新しく登録されるメールアドレスと、現在Dashboardにログインされる際にご利用のパスワードを、それぞれ入力して「OK」をクリックしてください。
  2. 「送信されたメールを確認してください」と表示されます
  3. 新しく登録されたメールアドレスの新着メールをチェックしてください。
    [LiveShell Dashboard] で始まる件名のメールが届きますので、本文中のURLをクリックしてください。
  4. Dashboardメインパネルが開きます、右上のメールアドレスの表示が、新しいものになっていることを確認してください。

パスワード変更

  1. 一番上に現在Dashboardにログインされる際にご利用のパスワードを入力してください。
    中段には、新しくご利用になりたいパスワードを入力してください。
    最下段には確認のため、新しいパスワードを再度入力してください。
  2.   

  3. 「OK」をクリックし、「変更しました」と表示されましたら完了です。

退会

Dashboardに登録されているユーザー情報を削除します。

5-6. ニコニコ生放送での設定

  1. http://live.nicovideo.jp/ にアクセスし、ログインします
  2. 「放送する」をクリックします
  3. 番組の新規作成画面に入力し、「確認」をクリックします
  4. 番組内容と利用規約を確認し、「上記の利用規約に同意する」にチェックを入れ、「放送を開始する」をクリックします
  5. 「外部ツール配信」をクリックします
  6. 放送ツールでは「URL」「stream」が表示されますが、LiveShellを利用する場合、この情報はLiveShellが自動的に配信時に取得します。そのため、Dashboard側の設定で、配信先がニコニコ生放送になっており、正しくニコニコ生放送のユーザー名とパスワードが設定されていることを確認してください。
  7. Dashboardの設定が完了していることが確認できれば、放送ツールの「テスト配信をはじめる」か、「すぐに放送をはじめる」のどちらかのボタンをクリックして、放送を開始してください。
    この時点ではLiveShell側では配信開始をおこなっていないので、黒い画面が放送されます。
    まずはテスト配信を開始し、LiveShell側で配信開始したのちに、本放送を始める手順を推奨しております。※
    ※すぐに放送をはじめた場合にも、LiveShell側で配信開始をその後に行えば、正常に映像が配信されますので、テスト配信を行っていただくのは必須ではありません。
  8. 回線種別、映像モードをお使いの環境にあわせて設定をします。
    プリセット設定は、回線種別を光回線にしても、最大ビットレートはニコニコ生放送の最大ビットレート384kbps/480kbps程度に設定されています。
  9. Dashboardの「配信開始」をクリックします

※配信設定は状況に合わせて変更してください

5-7. RTSPサーバの設定

RTSPサーバからの映像/音声を受信する方法

・概要

LiveShell 2 にはRTSPサーバモードが用意されており、このモードをご利用いただくことで LiveShell 2 を RTSP サーバとして動作させることが可能でございます。
配信映像のご視聴にはVLC 等の RTSP クライアントソフト をご利用ください。

・手順

下記では初期設定が既にお済であることを前提に手順をご案内いたします。

  1. Dashboard 右上の [設定]をクリックします。
  2. [配信設定]のタブを選択後、”配信先サービス”に [RTSP モード]を選択します。
  3. RTSP ポートを変更する必要がある場合には [変更]をクリックし、任意のポートへ変更してください。通常の場合には変更の必要はないかと存じます。なお初期状態ではは “554” が設定されております。
  4. [配信先に設定する]をクリックし、”次回からはこのサービスに配信されます”というメッセージが表示されましたら、[x]ボタンをクリックし、ウィンドウを閉じます。
  5. [配信開始]をクリックします。
    正常に動作した場合、LiveShell 2 本体には “READY” という文字が表示されます。また Dashboard 上には “RTSP でアクセスされるのを待っています。対応アプリで視聴ください”というメッセージおよび URL が表示されます。
  6. RTSP クライアントソフトから Dashboard に表示されている URL などを利用し、LiveShell PRO にアクセスしてください。アクセスの具体的な方法については各ソフトで異なりますので、ご不明の場合には各ソフトウェアの提供元にご確認ください

※DashboardではRTSPサーバからの映像を確認することはできません。
※RTSPの映像は、別途下記のソフトウェア等をインストールして再生を行うことで確認ができます。

動作確認されているRTSPプレーヤーソフト

  1. Windows, Mac, Linux: VLC 2.0.5
  2. iOS(iPhone4S, iPad, iPad mini): GoodPlayer
  3. Android: MX動画プレーヤー

RTSPサーバの制限

  1. クライアントの同時最大接続数は3までとなっています。4台以上も接続可能ですが、帯域不足等の影響で映像が崩れたり、音声が途切れることがあります。
  2. ビデオの解像度、プロファイルを変更した場合は、クライアントを一度停止し、再度再生する必要がある場合があります。
  3. オーディオのサンプリングレートを変更した場合は、LiveShell 2を一度オフラインにした上で、クライアントの再起動が必要になる場合があります。

Dashboardでの操作

  1. RTSPの映像を確認することはできませんが、画質・音質・ミキサー等の設定変更は可能です。Dashboardの各操作方法等はこちらから確認してください。
  2. ローカルモードでの設定の場合はDashboardは利用できません。

Wirecast PROでの利用

  1. LiveShell 2のRTSPサーバ機能は、映像のみですが、ASIX M1104互換の動作を行うモードを搭載しています。
  2. RTSPサーバを待ち受け状態にLiveShell 2がなっていれば、Wirecast PROのIPカメラソースとして、M1104を機種として指定したうえで、LiveShell 2のIPアドレスを指定すると認識されます。
  3. IPアドレスは、LiveShell 2のLCDに表示されるRTSP URLからIPアドレス部分だけを抜き取って利用してください。

5-8. YouTube Liveでの設定

※YouTube Liveのご利用には、認証済みのYouTubeアカウントが必要です

  1. https://www.youtube.com/featuresを開き、「ライブイベント」の箇所を確認してください。「有効にする」が表示されている場合、「有効にする」をクリックしてライブイベントを有効にします
  2. ライブイベントが有効になると緑の丸が表示されます
  3. http://shell.cerevo.com/login にアクセスし、Dashboardにログインします
  4. 画面右上の設定をクリックし、「配信先サービス」のプルダウンからYouTube Liveを選択します
  5. 「イベントを作る」をクリックします

  6. イベントのタイトルや説明、開始時間、終了時間、タイムゾーン、公開設定を選択します。「DVRを有効にする」にチェックを入れると、動画の最新4時間分までの視聴者がイベントを一時停止したり巻き戻したりできるようになります。

  7. 「保存」をクリックします

  8. 「ストリームを作る」をクリックします

  9. ストリームのタイトル、説明、配信する解像度を選択し、「保存」をクリックします
    ※配信する解像度に必要な通信速度を満たしていない場合、ライブ配信が行なわれません。インターネットの通信速度が遅い場合は配信する解像度の品質を下げて設定してください

  10. イベントと取り込み設定の作成が終わったら「決定」をクリックします

  11. 設定が保存されたことを確認したのち、×ボタンをクリックして設定を終了します

  12. 「配信開始」が表示されている場合はクリックします

  13. Dashboardの右上の青い「YouTube Liveプレビュー」をクリックします。
    ※画面は配信を開始するまでDashboardには表示されません。プレビュー映像を確認する場合は「LIVE CONTROL ROOM]をクリックし、YouTube Liveの管理画面からご覧ください

  14. Dashboardの右上の緑の「YouTube Live配信」をクリックすると、YouTube Liveの配信を開始します。
  15. 配信終了は「YouTube Live終了」をクリックします
    ※YouTube Liveは1度配信を終了すると再開することができません。配信終了の操作はご注意ください