07. ローカルモード

ローカルモード

概要

通常の配信(非ローカルモード時の配信) では、Dashboard と LiveShell X との接続が必須であり、
Dashboard サーバーと LiveShell X が通信できない環境では配信が行えません。
そのため、インターネット接続ができないローカルな環境では、LiveShell X が Dashboard サーバーと通信できないため、配信が行えませんでした。

これに対して、ローカルモードは、Dashboard と LiveShell X との接続なしで配信を行うモードです。LiveShell X がDashboard と接続しないため、LiveShell X のインターネット接続が必須ではなくなります。
その結果、インターネット接続ができない場合であっても、LAN内に配信サーバーを設置すれば、LiveShell X での配信が可能になります。

また、ローカルモードは、”Dashboard と通信を行わない配信モード”であり、インターネット接続を一切できなくするものではありません。
そのため、ローカルモードでYouTube Liveなどの配信サービスへ配信することは可能です。
何等かの事情により、Dashboard と接続できないため配信ができないという場合には、
ローカルモードにすることでDashboardとの接続を省略し、配信ができるようになる場合もあります。

主な用途

  • インターネット接続ができないローカルなネットワーク環境での配信
  • Dashboard と接続できず配信ができない場合に、Dashboard との接続を省略する

ローカルモードにする方法

ローカルモードにするための方法には、

  1. Dashboardからの設定方法
  2. Webからの設定方法
  3. 本体操作による設定方法

の3つがあります。

Dashboardからの設定方法

  1. http://shell.cerevo.com/login にアクセスします。ローカルモードは Dashboard 機能を使用しないため、ログインは不要です。
  2. フッターの [ローカルモード] をクリックして、ローカルモード設定ページを開きます。
    ub250_dashboard_localmode
  3. [デバイスタイプ] から [LiveShell X] を選択します。
  4. LiveShell X  のネットワーク接続環境に合わせて、無線LAN(Wi-Fi) 、有線LAN、3G/4G Networkなどの接続形態を選択してください。
  5. 各ネットワーク接続環境に合わせて必要な項目を入力してください。無線LAN、有線LANで固定IPをご利用の場合は [固定IPを利用する] にチェックを入れて、入力欄を表示させてください。
    [無線LAN(Wi-Fi)]

    [有線LAN]

    [3G/4G Network](対応機種はこちら
  6. 配信先を設定するチャンネルを選択してください。
  7. 「RTMP」、「RTSP」、「録画」、「MPEG-TS/UDP」または「配信設定なし」を選択し、各々必要な設定項目を入力してください。
  8. [OK] ボタンを押します。
  9. 設定情報の再生ボタンが表示されましたら、イラストのように、PC 等のヘッドホン端子と LiveShell X の LINE-IN 端子を付属の設定ケーブルで接続し、再生ボタンを押してください。正常に LiveShell X に設定データが登録されると LiveShell X の液晶画面が自動的に遷移します。
    *問題が発生した場合には PC 等の音声が適切なボリューム(推奨値:最大音量)であるかをご確認ください。
  10. 設定が正常に終了すると、RTMPサーバや録画をご利用の場合にはこのまま配信が開始されますが、RTSPサーバーをご利用の場合は、クライアント側アプリケーションからの接続を待機する状態になります。また、ローカルモード時にオフラインにすると、LiveShell X 本体のホーム画面に [ローカルモード] と表示されます。

Webからの設定方法

  1. https://ls-local.cerevo.com/にアクセスします。
  2. [使用するliveShell デバイスを選択] から [LiveShell X] を選択します。
  3. LiveShell X のネットワーク接続環境に合わせて、Wi-Fi(無線LAN)、有線LAN、3G/4G ネットワークなどの接続形態を選択してください。
  4. 各ネットワーク接続環境に合わせて必要な項目を入力してください。Wi-Fi(無線LAN)、有線LANで固定IPをご利用の場合は [固定IPを利用する] にチェックを入れて、入力欄を表示させてください。Wi-Fi(無線LAN)
    有線LAN

    3G/4G ネットワーク

  5. 配信先を設定するチャンネルを選択してください。
  6. [RTMP][RTSPサーバモード][録画][MPEG-TS/UDP]または[配信設定なし]を選択し、各々必要な設定項目を入力してください。
  7. [次へ]ボタンをクリックします。
  8. 設定情報の再生ボタンが表示されましたら、イラストのように、PC 等のヘッドホン端子とLiveShell XのLINE-IN端子を付属の設定ケーブルで接続し、再生ボタンを押してください。設定データをダウンロードし、後ほど設定する場合には[ダウンロード]をクリックし、同様の手順にて接続し任意の音楽プレーヤ等にて再生を行ってください。正常にLiveShell Xに設定データが登録されるとLiveShell Xの液晶画面が自動的に遷移します。
    *問題が発生した場合には PC 等の音声が適切なボリューム(推奨値:最大音量)であるかをご確認ください。
  9. 設定が正常に終了すると、RTMPサーバや録画をご利用の場合にはこのまま配信が開始されますが、RTSPサーバーをご利用の場合は、クライアント側アプリケーションからの接続を待機する状態になります。また、ローカルモード時にオフラインにすると、LiveShell X 本体のホーム画面に [ローカルモード] と表示されます。

本体操作による設定

  1. LiveShell X 本体をオフラインの状態にしてホーム画面を表示します。
  2. 右上のボタンを押して、設定画面に入ります。
    設定画面に入ると画面に”設定”と表示されます。
  3. 左下もしくは右下のボタンを操作して、”ローカルモード化”にカーソルを合わせ、右上のボタンを押します。
  4. 左下もしくは右下のボタンを操作して、”はい”にカーソルを合わせ、右上のボタンを押します。
  5. ローカルモードに切り替わりますと、ホーム画面に”ローカルモード”と表示されます。

ローカルモードをやめる方法

  1. LiveShell X 本体をオフラインの状態にしてホーム画面を表示します。
  2. 右上のボタンを押して、設定画面に入ります。
    設定画面に入ると画面に”設定”と表示されます。
  3. 左下もしくは右下のボタンを操作して、”ローカルモード”にカーソルを合わせ、右上のボタンを押します。
  4. “通常モード化”にカーソルを合わせて、右上のボタンを押します。
  5. 左下もしくは右下のボタンを操作して、”はい”にカーソルを合わせ、右上のボタンを押します。

ローカルモードのデメリット

  • ローカルモードでは Dashboardと LiveShell X が通信しないため、Dashboard は利用はできません。
    TinyCon による操作は可能ですが、Dashboard からは可能だがTinyCon からはできない操作もあります(例えば、テロップ機能の利用はできません)。